民主主義の落とし穴

アメリカ大統領における投票不正に関わる法的闘争でのトランプ氏の劣勢が伝えられています。不正の存在は疑われるものの、選挙結果を大きく変える票の移動はないとみなされたことが理由のようです。トランプ氏は敗北宣言をまだ出していませんが、バイデン氏が新政権移行の手続きを認められたという報道をみました。今回のアメリカ大統領選は、民主主義の限界、盲点、危険性を改めて気づかされる機会となりました。選挙結果が変わらなくても、これまでの選挙システムの変更や見直しを行われなければいけないことにはなりそうです。またそうでなければ、公平な選挙だけでなく、民主主義の根幹が崩れてしまうことになると思います。私たちが正しいと思っている、あるいは信じさせられているシステムを用いて、「民主的」な手続きで運用された結果が本当に民主的で私たちの民意を反映したものか?ということです。「民主的」な手続きの検証の必要性を感じます。今やドイツでは、ヒトラーたちナチスの行った行為が、全てナチスの責任とされています。しかし、彼らは民主的な手続き、選挙によってドイツ国民から支持された政党、指導者であったことは事実です。そして選ばれた側は、民主的な手続きにより選ばれたことを理由に、ある意味、選択権・決定権を委ねられたと主張し行使します。これは当時のドイツだけでなく、私たちの周りの、市議会、県議会、国会でも起きていることです。法的権限を行使して、新しい法律などを定め、独裁とも考えられる行動をすることも可能となってきます。民主的な手続きに不備があると恐ろしいことになります。こうなってしまうと、私たち市民、国民の民度が問われることになります。権力者の暴走を防ぐためです。これまでに何度か記述していますが、私は憲法・法の限界を指摘しています。これらは、人の頭で考えたルールであり、万能でないものです。一つ一つの案件が、法を犯してなくても、これら全ての案件が同時に発生した結果、人権を侵害することもあります。縦割り行政で結果的に、何も成果のない、より悪い方針を打ち出してしまう行政もこれに似たところがあります。最終的な判断基準は公平であり、人権尊重に基づいてなくてはなりません。私たちも自分たちのみに迫る落とし穴に注意しないといけません。

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