テーマ:医療 medical

男性更年期障害

男性更年期障害については、女性更年期障害に比べ認知度が低いと思われますが、男性のちょっとした体調変化が実は更年期障害によるものであることも多いようです。女性の場合は閉経前後に自覚できる変化があり、予測も可能なので対策もしやすいのですが、男性の場合は個人差が大きく、また原因である加齢による男性ホルモンの低下も緩やかなため、働き盛りの多忙や…

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免疫力増強

お盆の時期ですが、新型コロナ感染症のため帰省、墓参りする人が大幅に減少しているようです。今日も東京駅に行く用事があったのですが、例年見られる混雑はないように思えました。新型コロナ感染症のワクチンの開発のニュースも見かけますが、ワクチンによる天然痘の撲滅はおそらく例外的にうまくいったケースであり、多くの感染症とは付き合っていかなければいけ…

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PETプローブ

PETとは、positron emission tomography 陽電子放出断層撮影の略で、放射能を含む薬剤を用いて、心臓、脳などの体の中の細胞の働きを断層画像として捉える核医学検査の一種。これにより病気の原因や病巣、病状を的確に診断することが出来ます。そして、この検査が認知症などの神経変性疾患の診断にも応用されています。今回は、進…

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第二波到来?

新型コロナ肺炎感染の第二波到来?が指摘されています。3月から5月にかけての感染者の検出法や対象に違いがあり、単純には比較できないと思いますが、再び感染者が増加している可能性は高いのでしょう。コロナウィルスということで、高温多湿の季節には感染力が弱まるという予想でしたが、期待したほど感染力の低下は見られないということで、新しい性質を獲得し…

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抗体はどれくらいの種類作れるのか?

先日の北里大学を中心とした共同研究の成果の記事を読んで、どれくらいの数の抗体が作られるのか?あるいは、あまたある免疫原(抗原)によってそれぞれ抗体は無限に作れるのか?という疑問をもったので調べてみました。抗体の多様性は抗体分子(実際は複数の分子の複合体)の可変部によって決定されます。そして、この可変部は遺伝子情報に基づいていますが、抗体…

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抗SARS-CoV-2抗体

北里大学が国内企業との共同研究により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して感染抑制能(中和能)を有するVHH抗体の取得に成功したといニュースが5月7日発表されました。https://www.kitasato-u.ac.jp/jp/albums/abm.php?f=abm00026718.pdf&n=20200507…

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ドラッグリポジショニング(既存薬再開発)

ドラッグリポジショニング(既存薬再開発)とは、簡単に説明すると、Aという症状(疾患)に対して開発された既存の治療薬を、別のBという症状(疾患)に対する治療薬として転用することをいいます。そのメリットをまとめると、①安全性(危険性)が確認されている、②薬の開発費が抑えられる、③開発時間の短縮、④後発薬が存在し入手しやすい、ということが挙げ…

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新型コロナウィルスを追いつめましょう

科学的に未検証ですが、報道やネットなどで調べてみると、持病(循環器系、高血圧、糖尿病など)、喫煙歴、BCG無接種(特にTokyo株)という3つが新型コロナ肺炎を重症化してしまうリスクがあるようです。あくまで現時点の傾向からです。別の疾患の既存治療薬の中で効果があるという報告のあるのは、アビガン:ウィルスRNA合成阻害剤、イベルメクチン:…

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ivermectin イベルメクチン

オーストラリアの研究者たちが、抗寄生虫感染症薬イベルメクチンivermectinの新型コロナ肺炎治療薬としての可能性について論文を発表しました。短い論文なので原文も読みたいという人は、以下のサイトを参照してください。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166354220…

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感染?共生?

 検査の順番とBCGの記事を書いた後に考えることがありました。伝染病は感染したあと発症し、死に至ってしまう不幸なケースもあります。新型コロナ肺炎についての報道の多くにあげられるのはこのうち感染者数であります。感染症の場合、死亡者数や死亡率などに基づいて議論されることが多いのですが、新型ウィルスでその発症させるまでのプロセスが未知であるこ…

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BCG:9本針の怖かった注射

BCG(Bacille de Calmette et Guérin)とはカルメット・ゲラン桿菌と日本語では訳され、牛型結核菌の実験室培養を繰り返して作製された細菌で、ヒトに対する毒性が失われて抗原性だけが残っています。日本では志賀潔博士が仏のCalmette博士から分与された株由来のBCG Tokyo172株を導入しているそうです。近年…

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アビガン

アビガンの新型コロナ肺炎治療薬としての治験にGOサインが出ました。アビガンについての詳しい記述は以下のページを参照されると良いでしょう。http://fftc.fujifilm.co.jp/med/abigan/index.htmlhttps://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=…

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NO!!3密

NO!!3密というスローガンが25日の夜に突如小池百合子都知事により掲げられ、この週末の外出自粛が呼びかけられました。3つの密を避けて行動をのNO!!3密とは①換気の悪い密閉空間②多くの人が密集する場所③近距離での密接な会話みなさんが日常生活で特に気になってきたのが、電車やバスなどの公共の交通機関の乗り物の中だと思います。これらの乗り物…

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検査の順番

新型肺炎・新型コロナ肺炎に関する報道で、PCR検査が一般に知られる診断法となりました。治療法・治療薬がないことから、早期に感染の有無を識別するためとは思うのですが、検査の順番に疑問も残ります。まず症状(5日以上の高熱とか肺炎の症状など)により患者は外来診療を受けます。続いて症状に応じた対症療法(投薬など)とともに発症原因の探索を始めます…

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軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)という状態

軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)という医学用語がよく聞かれ、また目につくようになってきました。簡単に言ってしまえば、健常者(正常の方)と認知症の方の中間の「状態」(つまり認知症かも?と思われる症状が見られる)ということです。MCIの診断基準を1999年に発表したPetersen博士らによる論文に…

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認知症脳内の蓄積物

認知症患者脳では、通常は細胞内で(可溶性の状態で)機能しているタンパク質が凝集・沈着していることがあります。このように凝集・沈着したタンパク質とその蓄積している脳部位は疾患との関係性が強いので、これらに基づいて病理学的診断を行います。アルツハイマー病では、アミロイドβタンパク質(表には長くなるのでアミロイドとしました)からなる老人斑とタ…

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認知症の原因

認知症の原因疾患として主にアルツハイマー病などをはじめとした神経変性疾患と脳血管障害があげられます。そして認知症の原因となる疾患の割合を図にすると、アルツハイマー型認知症(67.6%)、毛完成認知症(19.5%)、レビー小体型認知症(4.3%)、前頭側頭葉型認知症(1.0%)、アルコール性(0.4%)、混合型(3.3%)そしてその他(3…

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認知症の症状

認知症の症状は中核症状と行動・心理症状に分けられます。中核症状として記憶障害、実行機能障害、理解・判断力の障害そして見当識障害があります。記憶障害とは、物事を覚えられなくなったり、思い出せなくなることです。実行機能障害とは、計画を立てた行動ができなくなることです。理解力・判断力の障害とは、考えるス…

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病理学

大学の医学部で習得する学科のうち、解剖・生理・病理は基本中の基本といわれます。解剖は外科など、生理は内科などにすぐに臨床と関連づけられますが、病理?と思う人もいると思います。病院に行っても案内板に病理科という項目が書かれていることもあったり、なかったり。開業医としてxx内科医院、△△外科医院というのは見かけますが、□□病理医院というのは…

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未知なるもの

未知なるものに対して古来より人は恐怖や神秘を感じてきてきました。シャーマニズムなどの信仰もその一つと考えられます。もちろん日本も太陽信仰のようなものがあり、天候の占いなどをする特殊な能力のある巫女の存在も確認されています。現在に伝わる身近なご存在が天皇陛下でしょう。毎年11月に行われている新嘗祭は五穀豊穣をお祈りするものです。さて未知な…

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こんな臨床医もいるの?

こんな臨床医もいるの?と思ったことがありました。母を地元の総合病院というところに連れて行きました。初めての病院で、大きい病院ではよくあることですが、患者さんがあふれていて待つこと待つこと。病状を聞かれて検査等を行なって診察を受けましたが。30歳代前半くらいの男性の医師が診断にあたりましたが、時期的に院内でマスク着用なのに、鼻と口を出して…

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免疫システムの医療への応用

新型肺炎ワクチンの開発が急がれています。免疫という生体防衛反応システムを医療への応用については19世紀のジェンナーとパスツールの貢献はとても大きいもので、もしノーベル賞が当時あったなら、確実に受賞対象になった偉大な業績です。医療に応用した免疫は人為的免疫法といわれ、人為的(獲得)能動免疫と人為的(獲得)受動免疫とに分類できます。能動免疫…

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未発症の人

今回のようなウィルスによる肺炎の発症では、まずなんらかの経路による感染、そして肺炎の発症となります。大事なのは感染したからといって発症しない人もいるということです。こういう未発症の人をキャリアと呼ぶことがあります。こういう人は発症する前に体内免疫反応という仕組みでウィルスを無毒化すると考えられます。でも未発症といっても、感染した状態で他…

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新型肺炎ウィルス2

新型肺炎ウィルスがこの2週間くらい話題になっていて、楽観派、慎重派など色々マスコミなどで見解を述べています。プライムニュースという番組をみましたが、少しづつこのウィルスの性質がわかってきているようです。一般的にウィルスの感染率が高いと致死率が低いという関係があるということですが、このウィルスはどうなのでしょうね。中国における致死率の異常…

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野口英世博士

新型肺炎ウィルスに関する記事を書いて、我が国の誇る野口英世博士のことを思い出しました。野口博士は梅毒スピロヘータの発見で有名ですが、現在その発見の多くは疑問視されてしまっています。その理由は、野口博士の活躍された時期には電子顕微鏡が発明されておらず、ウィルスを確認する手段がほとんどなかったためと思います。したがって野口博士の発見した中で…

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