テーマ:抗体 antibody

ファージディスプレイ(phage display)

抗体の応用技術に関する記述もそろそろ最後のまとめに近づいてきました。今回は、ライブラリーとディスプレイを組み合わせた技術について記述します。時系列的にファージディスプレイ(phage display)についてまとめておいたほうがよさそうです。これより後の世代の技術はファージディスプレイのコンセプトを引き継いだものだからです。さて、ファー…

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ライブラリー library

ライブラリーというと、一般的には図書館と訳すことが多いのではないかと思いますが、サイエンス系の仕事をしていると、共通の性質をもつモジュール、そして細胞、DNA、タンパク質などの研究試料をひとまとめにしたファイルのようなものをさすことがあります。今回は、cDNAライブラリーについての記述です。例えば、脳内に発現しているタンパク質について解…

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ナノボディ nanobody

先週に触れたnanobody(ナノボディ)について。通常ナノボディは120アミノ酸残基のポリペプチドで、4つのフレームワーク領域(FR; Framework Region)と3つの超可変領域の相補性決定領域(CDR; Complementary Determining Region)が交互に並んだ構造をもっています。そして、その特徴的な…

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こんな抗体もあります!

前回に引き続き、抗体の話。これまで抗体は、H鎖(重鎖ともいう)とL鎖(軽鎖ともいう)がそれぞれ2ずつから構成されていて、前回示したようなアルファベットのYのような形が基本と理解されてきました。しかし、30年ほど前にちょっと変わった抗体も、ラクダやサメの仲間には作られていることが報告されました。これらは重鎖抗体というもので、2つのH鎖から…

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抗体はどれくらいの種類作れるのか?

先日の北里大学を中心とした共同研究の成果の記事を読んで、どれくらいの数の抗体が作られるのか?あるいは、あまたある免疫原(抗原)によってそれぞれ抗体は無限に作れるのか?という疑問をもったので調べてみました。抗体の多様性は抗体分子(実際は複数の分子の複合体)の可変部によって決定されます。そして、この可変部は遺伝子情報に基づいていますが、抗体…

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